GA ARCHITECT ZAHA HADHID

DIARY

ザハ・ハディド死去

ザハ・ハディドが亡くなった。あまりにも突然のニュースだった。65歳だったそうだが、60代というのは建築家が最も脂がのる時期でもある。アンビルドの女王と呼ばれたザハも、施工技術の発達とともにそのデザインは実現可能となり、これから沢山の作品を残せたであろうに、本当に残念だと思う。

ザハが描いたドローイングを初めて見たのは、予備校に通っていたときだった。浪人しているというのに、未だに僕は進路に迷っていた。予備校の理系のコースに通いながら、やっぱり美術系に進みたいなとも思っていた。「理系で美術が得意なら建築学科に行くのが良い」と何人かの人に勧められたが、どうもその建築というのがピンと来ない。本当に美術に関係する仕事ができるのだろうか?そこで大型書店の建築のコーナーに足を運んでみた。

建築家の作品集が並んでいる。「へー、有名な建築家になると、作品集が出版されたりするのか」など思いながらたまたま手に取ってみたのが、安藤忠雄とザハ・ハディドの作品集だった。安藤忠雄の建築は美しい建築だなと思った。こんな空間を作れるのなら、建築も悪くなさそうだ。ザハの作品集にはドローイングしか載ってなかった。当時はまだ実作が無かったからだ。ザハの描いたドローイングは訳が解らなかった。後に、それが脱構築と呼ばれている建築表現だと知ることになるのだけれども。しかし、そのドローイングには圧倒された。建築学科がこんなドローイングを描いたりできるところなら、目指してみようかなと思うようになった。その時のザハの作品集『GA ARCHITECT ZAHA M. HADID』は今も手元にある。ご冥福をお祈りいたします。

 

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