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新国立競技場はザハに別案を

2015年6月2日 | COLUMN

現在進められている新国立競技場は、やはりキールアーチの構造に無理があるようです。

名建築はコンペで選ばれ、その後困難を乗り越えて実現したものが多いわけですが、この新国立競技場に関してはどうも上手く行きそうな気配がありません。案の募集期間も規模に対して短かったし、「建築家では無く計画案を選ぶ」コンペだった点も良くなかった気がします。「コンペって計画案を選ぶものじゃないの?」と思われるかもしれませんが、コンペ先進国の欧米では、当選した建築家が最後まで責任を持って関わり、完成した建築はコンペ時とは大きく変更されている場合もあるわけです。

A案で上手くいかない場合は、A案に準じたA’案を作るのではなく、思い切ってB案を作った方が良い結果をもたらす場合もある。現在はザハの手から離れて、日本側の建築家でA’案が進められていますが、ザハに別案を作る機会を与えるのが一番良いのではと思います。まだ時間はあるはずです。

「槇文彦グループより新国立競技場プロジェクトへの提言」
http://world-architects.blogspot.jp/2015/06/nationalstadium-news.html