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用途変更は侮れない

2015年5月3日 | COLUMN

現在請けている用途変更の仕事の物件は、検査済証も受けており、竣工図も現存し、しかも似た用途への変更なので、すんなり申請を通すことができると思っていましたが、竣工後に敷地北側の土地が売却されて他の建築の確認申請に使われていたため、日影規制にひっかける違法建築となっており、このままでは用途変更できないことが判明しました。現在、日影規制をクリアするため、北側の土地の所有者から土地の一部をお借りすることを交渉しているところです。

おそらく以前の所有者が違法建築になると分からずに土地の一部を売却してしまったのでしょう。そしてこの用途変更の発注者であるクライアントが、違法建築と知らずに購入してしまったという訳です。不動産の流通では、違法建築であっても売買する事が許されています。そして今回のように、検査済証があったとしても現在は違法建築となっている場合もあります。特に日影規制をクリアできているかのチェックは、一般の方には無理だと思います。

違法建築は用途変更しようと思っても、それを是正しない限り確認が通りません。今回のケースは隣地をお借りする事で解決できそうですが、必ずしもそれができるとは限りません。中古建築を購入する際には細心の注意が必要だと改めて感じた次第です。